男性と女性は恋愛をすると、男性には男性ホルモン、女性には女性ホルモンが分泌されるといわれています。
このホルモンが分泌されると、磁石でいう磁力が強くなり、以前よりもより異性を引き付ける力が自然と強くなります。
女性のホルモンの分泌には年齢的なピークが存在していて、20代前半~後半にかけてそのピークを迎えます。
この時期がモテ期といわれる時期で、女性であれば男性から一番意識されやすい期間となります。
『恋は盲目』といわれたりしますが、誰もがこのホルモンの影響から、ホルモンの分泌期間中に恋をすることになります。
但し、いくら相手側から女性ホルモンが分泌されていようとも、自分自身にも男性ホルモンが分泌されていなければ、磁石のS極とN極の様に、引き寄せ合う事は出来ません。
適度な運動はこれらのホルモンの分泌をさせやすくしますが、その運動量が限界を超えて激しすぎると、かえってホルモンの分泌が抑えられてしまいます。
例えば仕事でクタクタに疲れてしまった時に、恋愛などする気力を失うことがありますが、これも自分自身のホルモンの分泌が減少していて、引き寄せる力が減退しているから起きる現象です。
結婚するという事は、価値観の違う異性が一緒になるということですので、いわば国と国が一つになることを意味しています。
この価値観の一致というのは当然難しくて、お付き合いをしても別れてしまう事は、よくあることです。
若いエネルギーがホルモンの分泌を促して、そのホルモンの影響を受けて異性が引き寄せられ、お互いの価値観の確認をしあう期間が恋愛をしている交際期間となります。
国と国が一つになる為には、お互いに相手の国の価値観を知り、それを受け入れていく作業が必要となりますが、結婚する為にもその作業が必要となります。
まずは、『相手の大切にしている考え方を理解すること』から始めなければいけません。
この『相手の大切にしている考え方を理解すること』が出来ていない場合は、一緒に生活をすると必ず問題が起こります。
例えば、結婚して昔から女性が愛用していたCDプレーヤーが故障してしまって、長期間タンスの奥にしまってあるのに気が付いた男性が、その女性の許可を取らずに処分してしまった場合、男性は女性の為に処分したつもりが、女性からすれば『壊れていても大切な思い出のCDプレーヤー』が処分されて、女性から激怒される、という様な悲劇が起こります。
この様に『相手の大切にしている考え方を理解すること』は非常に大切で、ホルモンの影響で盲目的に引き寄せあっている期間中に、しっかりと相手の考え方を習得しておく必要がありますし、結婚してからもその努力は継続していくべきです。
その理由は、実際に男性と女性は全く違うという事に気が付くのは、恋愛や交際中よりも結婚してからの事になるからです。
この考え方が出来ないと、国と国であれば戦争になってしまい、結婚してから後悔することになります。
特に大切なことは、お金に関する価値観の確認です。
子供に何でも好きなように買い与えてしまったり、好きな車に高額なお金を浪費してしまったりと、価値観が合わないとこれが浮気以外の離婚の原因になってしまいます。
節約するにしても、相手の許容できる限界というものがありますから、お金の価値観の確認は非常に大切な確認事項だといえます。
国と国が一つになれば、当然この『違い』が生まれることは仕方がないことですので、大切なことは『相手とよく相談して決める』ことが重要です。
恋愛や交際中であったとしても、ただ一方的に決めてしまうのではなく『相手とよく相談してから決める』という習慣を作っておくことをお勧めいたします。