多くの若い男女は恋愛をして結婚をすれば幸せになれると単純に考えています。
しかし、恋愛中は相手の見た目や外見、ステイタスなどを見て好きになっているために、なかなかお互いの価値観や深い内面性まで知ることが出来ません。
恋は盲目といわれますが、脳の特性が違うこの男性と女性が一緒になるには、盲目であることが長所となります。
しかし、後からその違いが原因で、様々なトラブルが発生すると、結婚を契機に伸びていける人もいれば、ダメになってしまう人もいます。
その理由は仕事だけではなく、結婚後は家事の役割分担、育児、夫婦のコミュニケーション、姑の存在などの様々な課題が発生するからです。
子育て一つにしても、お互いに子供を産み育てた経験がない訳ですから、考え方や価値観の違いが、思わぬ衝突となって夫婦間の大切コミュニケーションにすれ違いが発生してしまいます。
そのすれ違いの大きさは、別々の国と国が一つになる位の大きな問題だといってもいいでしょう。
結婚生活で失敗をしてしまうと、リラックスできる自分の居場所がなくなってしまい、その事が原因で仕事に集中することも出来なくなってしまいます。
今恋愛中の男女が、結婚すればさらに幸せになれるのではなく、男性と女性の違いを良く理解して、お互いの長所と短所を理解し合いながら、相手の弱点を自分の長所で埋めていくことで、幸せな結婚生活を過ごすことが出来ます。
男性は自分の得意とする仕事ばかりに意識を奪われていると、家事や育児に対する協調性がないと妻に感じさせて、妻だけが苦労をしている様な気になってしまい、夫の仕事を応援する気にもなれなくなってしまいます。
共稼ぎ世帯が普通になってきた現代では、男性は仕事と同じくらい、家事や育児にも関心を寄せて、妻をサポートしなくてはいけません。
女性の脳は確かにプロセス重視の共感型ですので、家事や育児には適していますが、誰かのサポートが皆無であれば、仕事と同じ様に、上手く進めていくことは出来ません。
会社であれば誰かがサポートしてくれるでしょうが、結婚生活では夫や妻しかいない訳ですから、見て見ぬふりをしていたら、相手の許容量を超えたタイミングで喧嘩になってしまうでしょう。
寝る間を惜しんで仕事をしている場合であったとしても、妻のサポートをしっかり行う事ができれば、お互いに助け合える良きパートナとなって、結婚生活が益々充実していくことになります。
ただし、男性の脳特性であるゴール重視の問題解決型の脳特性は、家事や育児には適していませんから、女性と同じように実践できる訳ではありません。
その為、妻から見た夫の協力は、決して満足できるレベルではないはずです。
仮に夫の家事や育児に関するセンスの無さを感じてしまったとしても、そもそも男性と女性は同じ存在ではなく、国と国の違いの様に文化や価値観も違う訳ですから、お互いに理解し合いあうという姿勢と、愛情や許しの精神がなければ、協力することが出来なくなってしまいます。
結果的に協力し合う事が出来なくなってしまった場合は、お互いの仕事や家事や育児が益々辛いものとなってしまいます。
人の喜びや充実感、達成感といったポジティブな感情は、困難を乗り越えた先に到達できる感情ですから、お互いの短所を責めたり、キツイ要求をしたりするのではなく、妻は夫に、出来ることをやってもらい、自分と同じ様に出来ない事があれば、国が違えば人種も違うのだと考えて、別のことで役に立ってもらう事を考えましょう。
恋愛中や交際中はお互いの違い、長所や短所などを理解し合って、良くすり合わせをしておく事が大切となります。