恋愛や婚活、結婚生活を継続していく上で一番良くない考え方が、相手の脳の構造や思考自体が、自分と同じであると思い込んでいることです。
この思い込みの呪縛からどうしても解放されない為に、異性とお付き合いをしても上手くいかなくなります。
男性でも女性でも、問題解決型の脳特性を強く持っている人の感性では、そのお相手と何かのすれ違いがあった瞬間に、『この人ダメだ。どうでもいいことを話してくるばかりで、ぜんぜん建設的な会話が出来ない。こっちが適切なアドバイスをしても全く感謝しようともしないし、逆切れまでしてくる。正しいのはすばやく判断できる自分の方だ。』
その反対にプロセス重視共感型の人の方は、『この人ひどいわ。思いやりや優しさの欠片もない、人の話をまともに聞くことも出来ない酷い人、正しいのは気持ちを理解してあげられる自分の方だ。』と、たいがいがこの様に感性の違いが発生していて、すれ違いや酷い時には喧嘩にまで発展しています。
お互いの脳の特性が違う為、感性に違いが生じて、分かり合えなくなってしまうのです。
そもそもの問題点は、自分と相手は同じであるという思い込みの呪縛が存在しているからなのですが、ほとんどの人がこの事が理解できません。
得意とする脳の特徴が違う相手と協力してペアや相棒となり、さらに組織を形成していく為には、お互いを尊重し合う必要がある訳ですが、同じパソコンといわれていても、WindowsのOSとMacのOSでは上手く疎通が出来ないのと同じように、作りが違うことを初めに理解することが大切なのです。
特に感性の違いを強く感じる瞬間は、違いを理解しようとする暇もない瞬間的に危機的な出来事が起きた時です。
その危機的な出来事が起きた瞬間に、その人の脳の特徴がゴール重視問題解決型か、プロセス重視共感型かの違いが明確となります。
他人同士、または男性と女性が同じ場所、同じ立場で交流をしていた時に、その時に起きた危機的な出来事がきっかけとなって、仲たがいが始まります。
お互いが同じ立場であるため、打算であったとしても簡単に相手を尊重することが出来ないからです。
恋愛や婚活、結婚に向いている性格か向いていない性格かは、脳の特性の違いによるというよりも、普段からの日常生活で、同じ立場の他人に対して、感謝したり尊重できていたりするかどうかが鍵となります。
普段から感謝できたり尊重したりすることの出来る人格を持っていれば、自分との違いを認め、理解しようとする余地がそこに生まれるからです。
『自分とは違う生き物である』という程度まで、その違いが分かればわかる程、どんなすれ違いによる問題も解決できます。
様はその時の思考がゴールなのかプロセスなのか、問題解決なのか共感なのかの違いに過ぎないからです。
どちらも上下左右の様に両極端の正反対の対に対応しているものなのですから、どちらにも解釈できる、等しく必要な感性となります。
重要な事は何度も説明しますが、Windows側のOSであるあなたが、Mac側のOSパソコンの操作ができる様になることです。
正反対のお相手を理解するという事は、Windowsではこのコマンドキーだが、Macでは『これだ』といった感じで自分の中で変換する必要があります。
この変換作業が出来ない人は、恋愛や婚活、結婚生活ではトラブルが必ず生じてしまいます。
真の男女平等社会の実現とは、この違いを理解して自分なりに解釈し直せる人達がより多く集う現実社会となります。
昔の人の言葉に、『結婚して初めて一人前だ』という言葉がありますが、結婚して正反対の異性と生活できるという事は、この変換作業が出来る人であるからこそ、一人前であると評価されるという訳です。
これが恋愛や婚活、結婚に必要な思考方法だといえます