男性の脳の特徴は絶えずゴールを重要視するところです。
例えば、鞄が必要になった為、まだ入ったことのない大型ショッピングモールに行った場合を想定してみると、男性はまず1階中央にある案内板か総合窓口に向かい、そこに設置されている案内版の中から鞄専門店を見つけると、そこにたどり着くための最短ルートを検討し、寄り道もしないで最速でそのお店にたどり着き、機能的な要求を満たしていればそこで購入します。
仮にそのショッピングモール内に2店舗の革製品の専門店があれば、今いる位置から一番近い店から順番に周る計画を立て、それを実行にも移します。
これが女性であれば、鞄専門店にたどり着くまでに並んでいる気になる店舗を一つ一つ全て覗いて、鞄以外の商品をあれこれ見て回った挙句、好みの鞄がなければ購入しないでその日は様子を見たりします。
これは、女性がゴール重視の考え方をせずに、プロセス重視の考え方、つまりプロセスそのものを楽しむ脳の特徴だといえます。
この男性と女性の脳の特徴の違いが、デートでも影響します。
男性は目的の商品を見つけて購入すれば、それがゴールに到着した事になるので、それが喜びとなります。
決して女性の様に好みの商品を選んでいる最中、ショッピングそのものを楽しんでいる訳ではないのです。
ですから、男性は女性とのデートを楽しむことが苦手となります。
長い時間、彼と一緒の時間を過ごしていることに意義を感じている女性と同じほどの価値を感じることができません。
もし男性にとってそのデートに価値があるとしたら、その男性には別のゴールが存在しているからです。
そのゴールに到達させるために、女性の為にあれこれと気を使い、お付き合いをしようとします。
女性は男性にプロセスを付き合わせた以上、男性の重要視している何らかのゴールに到達させてあげなければなりません。
これは文字道理、男性が女性の好むプロセスに付き合っているという状態です。
その為、男性とお付き合いするという事は、女性は必ずゴールを要求されるという事を忘れない様にすべきでしょう。
恋愛や婚活中の男女の脳内を分かりやすく表現すると、フジテレビが製作した、“ガリレオ”シリーズに登城する工学部の准教授・福山雅治が新人女性刑事の依頼を受けて、明晰な頭脳で事件に起きている超常現象を解き明かしていく物語に似ているかもしれません。
男性の特徴であるゴール思考型の脳構造が、黒板の記号やある出来事をきっかけとして、事件を解明する訳ですが、全て主人公の頭の中で思考して結果的にゴールにたどり着いたその答えを、突然行動に移すため、新人の女性刑事が驚いてしまう、といった場面が面白く描かれています。
主人公の湯川の頭の中だけでプロセスを回していて、ぜんぜん言語化していないので、新人の女性刑事からすれば、その行為にプロセスが全くないように感じてしまい、番組を視聴している女性視聴者も一緒に驚くといった構成です。
男性と女性が一緒にお付き合いを始めると、このような現象が良く起きます。
プロセスを重要視しない為に、つまらない男と嘆くあなたになるか、問題を解決してゴール出来る男性だと頼りがいを感じるあなたとなるかは、あなたの考え方次第かもしれませんね。