この世の中で生きていく為には、社会に出て労働をしなくてはなりません。
それは男性だけでなく、もちろん女性も同じで、男女平等社会の実現に向けて進む先進国では当然のことであり、過去と比較すれば時代的な恩恵ともいえる事実です。
しかし、人は一人では生きていくことが出来ないため、自然法則のように男性と女性は共に暮らし子供を産み育て、やがて家族は増えていきます。
この世に初めて誕生したときに、男の子か女の子かを自分では決められずに生まれ、今日まで生きてきた訳ですが、社会に出て働くことだけが重要であるとしたら、今後生まれてくる子供たちは、すべて男の子であれば都合が良いのかもしれません。
しかし、もしそうであるとしたら100年後には人類は滅亡してしまいます。
これまで人類が歴史の中で淘汰され滅亡しなかったのは、男性と女性の誕生するその割合が、ほぼ5割であったからです。
仮にこの割合が、男性6割・女性4割であった場合、1世代ごとに2割の人口が減少し、何世代後にはやはり人類は滅亡してしまいます。
自分では意識していないのかもしれませんが、人類の存続という理由のために、あなたは今日、男性であり、女性である訳です。
良い・悪い、の問題とは別に、人類が滅亡しないように働く法則が存在するために、必然的に男性であり女性であるということなのです。
確かに今すぐにお金が欲しいと考えた時に、肉体労働をして稼ぐ方法を選択した場合は、比較すると、やはり女性より男性の方が有利です。
その理由は、男性の脳の構造の特徴の一つに、問題解決型として機能しやすいという特徴が備わっているからです。
あなたは子供の頃、テレビでウルトラマンを観たことがあるでしょうか。
もし、怪獣と戦ってもらうために、その問題を解決できるウルトラマンに仕事を依頼したとしたら、いくらお金が必要だと思いますか?
仮に1回依頼する度に、アメリカ製の戦闘機1機分の費用が発生するとしたら、すぐに国家は破綻してしまいます。
それほど問題解決能力の高いウルトラマンであれば、1~2回ほど怪獣と戦えば、一生涯遊んで暮らしていけますが、そんな仕事ができるウルトラマンに、あなたはなりたいでしょうか。
お金はもう必要ないので、3回目の怪獣と戦う依頼は断りたくはないでしょうか?
しかし、毎週のようにウルトラマンは命がけで怪獣と戦う訳です。
その理由は、ウルトラマンの脳が問題解決型の脳構造だからです。
つまり仕事のできる男性というのは、脳の構造が問題解決型の脳構造であるため、お金儲けも得意ではありますが、その為というよりもむしろ、周りの人たちから必要とされ感謝されることを求めて働いていたりします。
つまり、ウルトラマンのように自分が犠牲になったとしても、“問題を解決することが好き”だからこそ、そうしているとも言える訳です。
もしあなたが女性であるとしたら、このウルトラマンの実情を知ってウルトラマンの彼女になりたいでしょうか。
毎週毎週、別の惑星の生物を守るために、銀河のはるか彼方に行ってしまうのです。
お金はもう十分で必要ないのに、です。
反対にあなたが男性であり、彼女が問題解決型の脳であるウルトラウーマンであった場合、怪獣を倒してM78星雲に帰ってきたときには、彼女は別の銀河で戦っていて家にいない、なんてことになるかもしれません。
恋愛や結婚、婚活の世界には、問題解決型の脳構造よりも、どちらかがよりプロセス重視型の脳構造を持っている必要があります。
もしそうでなければ、2人の交際は長続きしません。
大切なのは2人にとってのバランスなのです。
あなたの脳は、どちらを得意とする脳構造に仕上がっていますか?